何が欲しいのですか。

何を探しているのですか。

何を求めているのですか。


そんなに戦って、何を得ようとしているのですか。

そんなにまでして手に入れたい物は一体何なんですか。

どれだけの代償と引き換えようとしているのですか。


それはそんなにいいものですか。

どうしても必要なものですか。


手にしてしまえば、なんてことないものかもしれないのに。

それとも、ゲームですか。


ただ、とてつもなく重要だと思えているだけのものではないですか。

限りなく大切だと錯覚しているだけなのではないですか。


目を見開いて手探りしていたら、いつかは掴めますか。

あるいは、目を瞑って耳をすませば、聞こえてきますか。


幻かも知れない時間の証として手に入れようとしているものは、

何ですか。





U.co., hishiyama
4,
2000




 

 戻る