VIA CRUCISシリーズの最後を飾る作品。北千住を通る東武線の高架下から、
明け方の光に染まる空を見上げたところ。ちぎれ雲が一面に広がり、ちょうど白く輝く
鳥が群れ飛んでいるように見える。オスカールは、日常的な光景と二重写しにしながら、
未来に向けて、ほのかな希望を暗示するイメージを詩的に描き出した。ダイナミックな
楕円を描く構図には、ふとバロック時代の天井画を連想してしまう。
 
 戻る