昭和40年会 欧州巡回展「東京からの声」 凱旋帰国展 1999年3月27日(土)−5月8日(土) 12:00-19:00 (月、火、祝は休み。土、日は18:00まで。) |
★オープニング・パーティー 3月27日 17:00〜 アーティストによるイベントあり ★一般公開シンポジウム開催 「おまえの何が現代美術なのか!」 4月22日 19:00〜 ★クロージング・パーティー アーティスト多忙につき、 パフォーマンスは予定変更にて 中止となりました。 誠に申し訳ありません。 |
主催:現代美術製作所
助成:朝日新聞文化財団/国際交流基金
協賛:富士ゼロックス株式会社 ART BY XEROX/アサヒビール株式会社/株式会社竹尾
協力:オオタファインアーツ/ミヅマアートギャラリー/(有)オスカール・カンパニー
企画:昭和40年会+長谷川仁美
その名の通り、昭和40年(1965年)生まれのアーティストたちによって作られたグループです。 |
1997年12月、「昭和40年会」は日本を飛び出し、スペインはバルセロナのギャラリーGMBにおいて、「昭和40年会−東京からの声」というタイトルで初の海外グループショーを開くという快挙を成し遂げました。出発前には、現代美術製作所において、メンバー全員揃って「欧州遠征緊急記者会見
!!」を披露。気合いを入れて臨んだバルセロナ展は、日本の若手アーティストの作品を初めて本格的に紹介するものとして、地元マスコミの注目を大いに集め、会場には大勢の観客が訪れました。昨年の12月には、同展はドイツの古都、ワイマールのACCギャラリーに巡回するとともに、ほぼ同時にスイスのローザンヌでも現地ギャラリーの協力によって展覧会を開催、前年以上に熱い反響を呼び起こしました。 |
現代美術製作所における展覧会「昭和40年会−東京からの声」展は、大成功裏に幕を閉じたこれら一連のヨーロッパ巡回展のご報告とともに、彼らの東京における新たな活動のスタートを記念して開催されます。ヨーロッパでの展示とは全く装いを変え、数多くの新作が披露される予定です。さらに、出発前の欧州遠征記者会見」のVTRや、ヨーロッパでの活動を写真やビデオの記録で再構築したドキュメント・ルームも設置して、彼らのアーティストとしてのリアルな様子を知ることのできる空間もご用意いたします。オープニング当日はアーティスト全員における楽しいイベントが目白押し!6人全員が揃うこの機会に、サインも記念写真も握手もご自由にどうぞ! ★ プロジェクト・スペースUでは、ドキュメント・ルームの他に、「昭和40年会・人間ドックプロジェクト」の展示もあり、メンバー全員の検査表が見られます。 |
このたび、ワイマール展に合わせて制作したカタログ「昭和40年会」が発売されます。
が揃ったカタログは、この期間しか手に入りません
!!
価格:1,000円
その他、以下のグッズ販売は会場にて
●松蔭浩之 ゴージャラスCD「BIGSTAR・BIGMOUNTAIN」
●小沢剛 小冊子「なすび画廊」 ●大岩オスカール幸男 カタログ「VIA CRUSIS」 ●会田誠 小説「青春と変態」 ●パルコキノシタ 小冊子「教育と美術」 ●土佐正道 ポストカード・Tシャツ「明和電機」 |
1994年 アートフェアNICAFにて結成、横浜 |
(1965年新潟県生まれ) 卓越した技術と辛辣な批判精神を合わせ持つ、たぐいまれなる現代の「絵師」。 耽美で倒錯的な美少女のイメージを描き続ける一方で、日本の小・中学校における児童画教育をパロディ化した作品や、太平洋戦争をテーマにした挑発的な「戦争画RETURNS]のシリーズなど、歴史や教育のタブーに触れる辛口なコンセプトの表現で注目を集める。’96年には小説「青春と変態」を出版。’98年にはパリでグループ展「SO WHAT?-Donnai ya nen]に参加、海外での評価も高まりつつある。同年11月、東京青山のミヅマアートギャラリーで開かれた久々の個展「パリ、津田沼」では、宇宙空間をバックにウンコやナイフをダイナミックに描いた2枚の巨大タブローや、自殺未遂マシーンなどを出品、相変わらず強烈な「毒」の健在ぶりを見せつけた。 |
(1965年 ブラジル・サンパウロ生まれ) 現代文明と自然、都市と人間の演ずる矛盾や葛藤というテーマを、平面、立体、あるいはパブリック・アートなど、多彩なジャンルに渡る表現方法において追求するアーティスト。とりわけアイロニーとユーモアを絶妙にブレンドして描いた寓意的なタブロー作品には定評がある。’98年春、現代美術製作所の展覧会に合わせ、アーティスト・ブック「VIA CRUCIS」を発表する。同年秋には東京の上野の森美術館EXTRAにおいて個展「エデンの園」を開催。展示室の内部に後援のベンチや落ち葉、果ては本物の自動販売機まで持ち込んで、内でもなく外でもない不思議な仮想空間を作り出した。「ブラジルから来た少年」もすでに一児の父。子煩悩ぶりを発揮しながらも、作新制作には余念がない。’99年10月、現代美術製作所で個展を開催する予定。 ホームページ |
(1965年 東京生まれ) ’93年、牛乳箱を改造した世界最小の企画ギャラリー「なすび画廊」を開設。都市の片隅でゲリラ的に展覧会を開催し、一躍注目の的に。その後も水戸芸術館における「相談芸術大学」や、伝統的な茶道をユーモラスに解釈したパフォーマンス「ミルク道」など、常に他者との等身大のコミュニケーションを主題に活動している。また、’89年に開始した「たそがれ地蔵建立」は、アートと日常の接点を見つめる小沢のライフワーク。’97年には現在も世界各地を巡回中のグループ・ショー「シティー・オン・ザ・ムーブ」に参加。昨年は台北ビエンナーレに出展したり、ベルリンで個展を開くなど、今や確実に「世界のオザワ」へと成長しつつある。今年1月、MOTのアニュアルに出品。3月には福岡アジア美術館でトリエンナーレに参加する。 デジタルなすびのページ |
(1965年 兵庫県生まれ) 徹底した中小企業スタイルとコミカルなパフォーマンスで、TVでも圧倒的人気を博している兄弟ユニット「明和電機」の代表取締役社長。ちなみに彼は兄のほうである。’97年秋、現代美術製作所で開かれた「昭和40年会・欧州遠征緊急記者会見」の席上、新メンバーとして電撃的に加入が発表された。「加入の理由は?」という会場からの質問に「明和電機の広報活動の一環です」と応じて笑いを取ったが、「昭和40年会」ではソロとして活動している。’98年、東京青山のスパイラルホールで開催された「竹尾コミュニケーションペーパーショウ」の展示では、2台のFAXを用いた実験的な作品を発表。12月には「昭和40年会」のヨーロッパ・ツアーに参加、ローザンヌとワイマールで得意のパフォーマンスを披露して好評を得た。 明和電機ホームページ |
(1965年 徳島県生まれ) ド派手な出で立ちでカラオケを歌うパフォーマンスや、一枚千円の絵を一万枚描くという「1000万円個展」、あるいは山寺で子供たちと数千メートルの絵を制作するプロジェクトなど、次々とユニークな活動をしているアーティスト。マンガやアニメ、B級シネマに関する豊富な知識で彼の右に出る者はいない。昨年の「竹尾コミュニケーションペーパーショウ」では、普段とは打って変わって正装を着用し、表彰状に用いる紙に観客の似顔絵をまじめに描く「表情状」というパフォーマンスを行う。11月には三重県で開かれた「モルフェ’98」に参加。廃校となった小学校の教室に、現地制作の平面作品を展示した。’99年7月、現代美術製作所で個展を開き、「恐怖の大王」を迎え撃つ予定。こよなく愛する飼い猫の名前はテト。 ホームページ |
(1965年 福岡県生まれ)
泣く子も黙る(?)「昭和40年会」の会長。’87年に平野治朗と結成し、’90年のヴェネツィア・ビエンナーレのアペルト部門に史上最年少で参加したアート・ユニット「コンプレッソ・プラスティコ」は今や伝説的な存在である。ユニット活動休止後は、主に写真やグラフィック・デザインの分野ですぐれた活躍をみせている。暴力とエロスが妖しく交錯する、危険な香りの漂うポートレート写真を多数制作している。’97年には、東京青山のミヅマアートギャラリーにおいて会田誠との二人展を開催。また同年、宇治野宗輝と組んでロック・バンド「ゴージャラス」を結成し、エネルギッシュなライブ活動を展開している。昨年暮れに第1弾のCD「BIG STAR BIG MOUNTAIN」をリリース。現代に失われつつある男のダンディズムを一貫して追い求める、究極のロマンティスト。もう彼なしでは「昭和40年会」は語れない!! 「ゴージャラス」ホームページ |