■ ピーター・ランド
Peter Land(デンマーク)
ビデオ作品4点 ・・・・・ プロジェクトTの会場にビデオモニターを3台設置して放映。
本人のパフォーマンスによるビデオ作品。ペンキを塗ろうとしてハシゴから
落ち続ける「Step Ladder Blues」、椅子に座ることに失敗し続ける「Pink
Space」、
全裸で踊り続ける「Peter Land d,5,maj」、友人の美女2名による裸踊りが延々と
続く「Peter Land d,6,februar」。
“Pink Space”1995
“Peter Land d,6,februar”1994
“Peter Land d,5,maj”1994
“Step Ladder Blues”1995
■ 小粥丈晴+雄川愛
Takeharu Ogai /Ai Ogawa(日本)
写真作品2点 ・・・・・ ユニットで架空の場所を模型にて約3ヶ月から半年ほどかけて作成し、それを撮影
することにより、撮影をした日が互いに旅行をした日になるというコンセプトの作品。
未知なる場所への憧れや、作品を作成する過程では2人で旅行をしている最中の
ように、まさに道を選んだり風景を眺めたりしながら、気に入った場所までたどり着
いたときが(作成されたときが)、記念撮影をする時、という夢のある作品。
“TRIP DAYS '98,10,28”1998 (1,000o×1,500o)
“TRIP DAYS '97,2,8”1997 (530o×420o)
■ 曽根裕
Yutaka Sone (日本)
ビデオインスタレーション、ジャングルの模型、ドローイング1点
・・・・・ 晴れた日の夕方5時に1日一回だけ、ボルネオにて曽根氏自身が撮影した
ジャングルのコウモリの大群が飛び立つシーンを音と音楽と映像で放映する作品。
コウモリは晴れた日の夕方、1日一度しか飛ばない為、ジャングルのリズムに合わ
せて放映する時間外には、壁に埋め込んだモニターは、コウモリのドローイングの額
によって覆い隠されてしまう。また、残念だが雨天の日は放映しない。
“Jungle Sculpture”1999
■ ピーター・ゲッシュウインド
Peter Geschwind (スウェーデン)
ミクストメディア、立体4点 ・・・・・ ティーンエイジャーの普段食べるもの、使用するものであろうもののゴミ
でできた人形が四つん這いになっている。変身してしまうのだという「Shit
!」、
洗剤のボトルがユーモラスな顔になっていて、口からモーターによってダラダラ
と液体洗剤が流れ続けている「wash&
go」は、北欧で実際に放映されている
洗剤のコマーシャルをもじった作品。天井からジーンズの足がぶる下がっている
のか生えているのか、ティーンエイジャーの自殺願望をユーモラスに表現した
「teenage suicide」、それとは対照の位置の天井の隅に小さなゴミがぶらさがっ
ている「Moving Trash」は、手をたたくと反応しておかしな動きをする。
“Shit !” 1999
“wash & go”1998
“teenage suicide”1998
“Moving Trash”1999
■ マグナス・ヴァリン
Magnus Wallin(スウェーデン)
コンピューターアニメーションビデオ ・・・・・ プロジェクトUの会場にて放映。大規模な火災の炎から必死で逃げて行く
身障者達が、救助に来たヘリコプターにもわずかな人数しか乗れず、無惨
にも多くの者が逃げ遅れてしまうという、恐怖の体験をコンピューターアニメ
ーションによって、さまざまな視点からリアルに構成された迫力満点の映像作品。
放映時間は約3〜4分。
“EXIT”1997