ライカ同盟員・プロフィール




●〈宗匠〉
赤瀬川原平(あかせがわ・げんぺい) 作家・美術家

1937年横浜市生まれ。愛知県立旭丘高校美術科卒業。武蔵野美術学校(現武蔵野美術大学)中退。読売アンデパンダン展、篠原有司男、吉村益信、荒川修作らとのネオ・ダダイズム・オルガナイザ−、高松次郎、中西夏之らとのハイ・レッド・センタ−を舞台に前衛美術活動を展開。「千円札裁判」を機に漫画家・イラストレイタ−に転身。さらに1979年尾辻克彦名の『肌ざわり』(中央公論社)で中央公論新人賞、1981年『父が消えた』(文藝春秋)で第84回芥川賞受賞。1998年『老人力』(筑摩書房)はベストセラーとなり、流行語にまでなった。『鵜の目鷹の目』(日本カメラ社)、『中古カメラウィルス図鑑』(2000年、小学館)、『赤瀬川原平のブ−タン目撃』(同淡交社)、『中古カメラ大集合』(2001年、筑摩書房)など、近年はカメラや写真に関する著作や写真集も多い。2002年4月から中京大学文学部客員教授。



●〈総督〉
秋山祐徳太子(あきやま・ゆうとくたいし) 美術家

1935年東京生まれ。都立工芸高校卒業。武蔵野美術学校(現武蔵野美術大学)彫刻家卒業。卒業制作はブリキの「大バッタ」。大手電気メ−カ-の工業デザイナ−となるも、1965年岐阜アンデパンダン展に自分を出品。以後、ポップハプニング(通俗行動)を開始する。「グリコ」ハプニングは現代の古典とも位置づけられるア−トパフォ−マンスである。1973年の初個展「虚ろな将軍たち」(ガレリアグラフィカ/東京・銀座)を機に、ブリキ(トタン)による彫刻で独自の境地を切り拓く。1975、79年、政治のポップア−ト化をめざし、東京都知事選に立候補。「芸術と日常、反芸術、汎日常」展(1991年、国立国際美術館/大阪)、「秋山祐徳太子の世界展」(1994年、池田20世紀美術館/静岡県伊東市)など展覧会多数。著書に『通俗的芸術論』(土曜美術社)など。1999年から札幌大学客員教授。



〈家元〉
高梨豊(たかなし・ゆたか) 写真家

1935年東京生まれ。都立青山高校卒業。日本大学芸術学部写真学科卒業後、桑沢デザイン研究所リビングデザイン科卒業。1964年第8回日本写真批評家協会新人賞、1967年第5回パリ青年ビエンナ−レ写真部門大賞、1984年・1993年日本写真協会年度賞受賞。主な写真集に『都市へ』(1974年、イザラ書房)、『町』(1977年、朝日新聞社)、『人像』(1980年、深夜叢書社)、『東京人 1978−1983』(1983年、書肆山田)、『都の貌』(1989年、アイピ−シ−)、『面目躍如』(1990年、平凡社)、『初國』(1993年、平凡社)、『日本の写真家35 高梨豊』(1998年、岩波書店)、『地名論』(2000年、毎日コミュニケ−ションズ)など。著書に『知的面白学』(鍵谷幸信と共著、1981年、徳間書店)、エッセイ集『われらの獲物は一滴の光』(1987年、蒼洋社)など。2000年4月まで東京造形大学教授。現東京造形大学客員教授。





ライカ同盟・活動履歴

●展覧会

1996年 「ライカ同盟名古屋を撮る」 中京大学C・スクエア(名古屋)
同 年 「ヨリガスミ之展」(コニカプラザ東ギャラリ−/東京・新宿)
1998年 「ライカ同盟『三重視』」 (三重県立美術館/三重県津市、C・スクエア)
1999年 「ライカ同盟 旧京橋區ライカ町展」(INAX GALLERY 2/東京・京橋)
2000年 「ライカ同盟パリ開放」 (C・スクエア)
2001年 「ライカ同盟写真展[博多来襲]」 (三菱地所アルティアム/福岡市・天神)
      同時開催「ライカ同盟が選ぶ市民写真コンテスト『博多地撮り』展」
     (fm fukuoka/GAYA/福岡市・天神)



●雑誌・単行本

篠山紀信「人間関係」(『ブル−タス』1995年8/15号)、浅草撮影(『ブル−タス』1996年)、大分撮影(『文藝春秋』1998年)、「同潤会アパ−ト」(『東京人』2000年9月号)など多数。2001年8月から『カメラジャーナル』(アルファベータ)に「ライカ同盟通信」を連載中。写真集に『ライカ同盟 名古屋大写撃』(1996年、風媒社)、『ライカ同盟 パリ開放』(2001年、アルファベータ)。

なお、今回の展覧会に合わせ、同名の写真集『東京涸井戸鏡(カレイドスコープ)』がアルファベータ社より近日中に刊行予定。



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